学部ゼミ生のための英文解釈講座

はじめに

ここでは、卒業研究をするために私のゼミに配属された4年次生が最初に輪講するA.Großの教科書1) を例にとって、英文解釈のやり方を説明します。

A. Groß, Theoretical Surface Science -- A Microscopic Perspective --, Springer-Verlag (2002) Berlin.

基本方針

本文

  1. Introduction

悪い見本

Any theoretical description has to start with the definition of the system under consideration and a determination of the fundamental interactions present in the system.

どんな、理論上、の記述、も、考慮している、システムの定義、とシステム、の現在の、基本的な相互作用、の決断、から始まらなけれればならない。
おいおい、訳文も日本語やで。

This information is all contained in the Hamiltonian which is the central quantity for any theoretical treatment.

・・・・

うーん、ほなルー・大柴になったつもりでやってみよか。

All physical and chemical properties of any system can be derived from its Hamiltonian.

すべての物理と化学の性質はいくつかのシステムでそれのハミルトニアンから導出されることができます。

ちょっと待った。直訳するなとは言わんけど・・・

Since we are concerned with microscopic particles like electrons and atoms in surface science, the proper description is given by the laws of quantum mechanics.

電子のような微小な微粒子と表面の中の原子を考えているので適当な記述は量子機械の法則によって与えられる。

エーっ、ちょっとはじめからもういっぺん行こか。

This requires the solution of the Schrödinger equation.

これ・・シュレ・・・方程式・・・解・・・必・・・。

せめて女子高生風にやってくれるか。

In this chapter we will first describe the Hamiltonian entering the Schrödinger equation appropriate for surface science problems.

すいません、さっぱり解りません。

どこが解らへんねん。言うてみ。

One general approximation that makes the solution of the full Schrödinger equation tractable is the decoupling of the electronic and nuclear motion which is called the Born Oppenheimer or adiabatic approximation.

すいません、やっぱり解りません。

おう、おっさん正直な奴は好きやけどな。

We will then have a closer look at the specific form of the Hamiltonian describing surfaces.

先生、クロセアってなんですか。

あのなあ・・・。

We will discuss the symmetries present at surfaces.

我々は表面で左右対称の現在を議論するでしょう。

えっと、もしかして上手に直訳できたとでも思ってるか。

Taking advantage of symmetries can greatly reduce the computational cost in theoretical treatments.

もう勘弁してください。

まあ、今日はこのぐらいにしとたろ。

Finally, we will introduce and illustrate the nomenclature to describe the structure to describe the structure of surfaces.

先生、まだ一行残ってますが。

それはまた明後日やろ、明後日。

このコンテンツについて

他大学の学生さんへ

ゼミの輪講は指導する先生によって方針が大きく異なります。ここで述べているような英文解釈を実際にゼミで発表して、先生にしかられてもいっさい関知しませんので。

素朴な疑問

高校生の皆さんへ

いわゆる「理系」に進学しようと思っている受験生の中には英語が苦手な人も多いでしょう。かく言う私もそうでした。大学に行ってから、いったいどこで、どんな風に英語が必要になるのか。学校で習うあの不可思議な英文法なるものには意味があるのか。様々な疑問があると思います。 このコンテンツが、そんな疑問の回答になれば幸いです。もう少し詳しいのは「英語について爺の戯言」に。

他大学の先生方へ

一部の大学を除いて、どこでも同じだと思いますが、まあ、そういうことです。お察しください。

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1) A. Groß, Theoretical Surface Science – A Microscopic Perspective –, Springer-Verlag (2002) Berlin.
gross.txt · 最終更新: 2016/08/04 11:59 by kimi
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