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1月 25, 2011 by
kimi
何故かうちの自動車部の連中と学務部次長にはよく知られているのだが、Twitterにはまっている。おかげで、ブログの更新がこれまで以上に滞っている。まあ、そうでなくても定期試験・卒業研究・入試のシーズンなので、纏まった文章を書いている暇はないのだが。そう、140字というのは非常な制限で、そんなもんかけるかい、というのがこれまで手を出してこなかった理由だが、逆に140字で、自分に向かって適当に書けばいいというところが続いている理由だと思う。学生には「僕のタイムライン先生のつぶやきで占領されてしまってますよ」と叱られてしまった。私のタイムラインは他所の大学の先生のつぶやきで一杯で27インチのiMacの画面を相当スクロールしないと自分のなど出てこないのだが。
さて、今朝のタイムラインでも少し見かけたのと、私自身少し考えることがあったのでTwitterに限らず、ネット上の実名・匿名について思うところを認めてみたい。私の意見の骨子は
- 実名と匿名は対等
- 実名の匿名非難は不合 「利」
- 実名の敵は実名
である。 Read the rest of this entry →
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日々のできごごろ, 談話室, 論はロンでも錯和かも
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1月 13, 2011 by
kimi
本日は恒例、定期試験日程表配付。配布ではない。一人一人にその履修登録に対応した試験日程表を配る。場合によっては試験は講義とは全く異なる曜日に全く異なる講義室で行われることすらあるから。3年生の担当なのだが、3年後期に登録科目がわずか4科目という猛者も少なくない。こういった学生さんは決して不真面目なわけではなく、むしろ真面目で成績が良いことが多い。
うちの場合、卒業には124単位(講義科目換算で62科目と考えていただきたい)要する。文科省の指導に従い一年間に登録出来る単位数は49単位(講義科目換算で24科目)に制限している。従って最大限履修すると2年半で60科目を履修することが可能になる。しかも3年後期などに必修科目などは設定されていないので、真面目で成績が良いほど、3年後期は資格に関係する科目と卒研で行きたい研究室の先生の科目だけということになる。むしろ、これまであまり勉強してこなかった層が再履修科目をふくめて毎日講義でびっちり埋まっている。
こうして空いた時間を就職活動やサークル活動に使っているようだ。まあ、それはいい。ここで問題にしたいのは本来四年間かけて勉強するはずのものを実質二年半でやってしまっているという事実である。上記のような六十数科目を四年間かけて履修するならば年に15科目、一週間に精々8科目ということになる。最大限履修した場合の12科目と比べると2/3。このくらいだと充分に学習も身に付くだろうし、こちらも量のある課題を出すことができるだろう。
結局のところどれだけの知識や技術が身に付くかは、どれだけ訓練したかで決まるわけで、いかに適切な訓練をしたところで分量が充分でなければ効果は得られない。かといってこのことを声高に叫べばJABEEで言われているように単位数に見合うだけの時間学修させよ、その証左を提示せよということになり、あらぬ方向に議論がいってしまう。
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日々のできごごろ, 談話室, 論はロンでも錯和かも
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1月 11, 2011 by
kimi
「電子物性の基礎」1月13日講義分の講義資料、用意できました。てます。各自、ダウンロードして利用してください。
今回は「格子振動」です。これも「フォノン」っていう量子力学に繋がる話なんだけど、ここでお話しするのは古典力学の範囲内での話になります。横軸波数(運動量)、縦軸エネルギー(振動数)っていうグラフはこの先電子物性工学や半導体工学でさんざん出てくるので、ここでよく把握しておこう。演習問題も解くでよ。
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講義情報, 電子物性の基礎