Surface Science and Solid State Theory Laboratory

@surface


IVC@北京(1)

Posted on 8月 23, 2010 by kimi

いよいよ今日からIVCで北京へ。今回は停電の所為もあってポスターの完成も早かったし、余裕である。今回は一人の旅程ということもあり朝一で岡山を出れば関空になんとか間に合うと思っていたのだが、冷静になって時刻表検索をしてみると、どうも接続が悪く間に合いそうにない。そこで急遽前泊と相成った。宿はエアポートワシントンH。ここに泊まるのは初めてである。良くも悪くも上等なビジネスホテルといったところ。最大のメリットは館内に24時間営業のコンビニがある点。
朝7:40のシャトルバス乗車、7:50関空着。既に座席指定まで済んでいるので自動チェックイン機でボーディングパスを手に入れる。他のカウンターは長蛇の列だが自動チェックイン専用カウンターは閑古鳥がないており荷物の預け入れも一瞬。8:00にはいつでもパスコンを通れる状態となった。
時間があるのでまずは両替である。今回はあんまりクレジットカードを使うつもりが無いので一寸多めに一万円相当を両替る。10106で700元哉。これで割勘時に、現地貨幣総取クレカ払いにはなるまい。次いで携帯用スリッパを買いに売店に。北京迄は高々3時間なのでスリッパに履き替える迄もないと思っていたのだが、ホテルにスリッパがないだろうことに気付き急遽買っておくことにした。そういえば毎回スリッパを買っているような気がするが、あれは一体何処に在るのだろう。
買物も済んで一寸早いような気もするが保安検査場へ。
ところがここからがら長い。夏休み中ということもありセキュリティとパスコン合わせて30分以上。
それでも搭乗迄は一時間ほど余裕がある。ゲートが中間駅の近くだったのでので「六甲」へ。ここは無線LANが使えるので重宝している。搭乗は予定通り。機体は横6席の小型のジェット機。ところが、いつまでたってもタクシングする様子がない。結局離陸したのは定刻の45分遅れ。北京到着は現地時間12:45。

飛行時間が短いのに加えてちょうどお昼時ということもありシートベルト着用サインが消えるのを待っていたかのようにミールのサービス。いつも思うことだが、日本の航空会社は温かい米飯を出すことにあまりにこだわりすぎ。ヨーロッパ便のように10時間を超えるようなフライトだと一食ぐらい温かい食事が嬉しいが、3時間程度の短距離便ならコールドミールで十分。しかも米飯はもっとも糧食として適さない。加えて、これは他の航空会社でも思ったのだが、航空会社の重役にはそば好きが多いのか知らんがそばを出しすぎ。そばは米飯以上に糧食として不適切。そもそもそれだけでそばつゆだ薬味だと別包のアイテムが増えるのに加えて、音はするは、液体は飛び散るは、良いとこなしである。機内食を検討する立場にある人間がビジネスクラスばっかり乗ってるんとちゃあうかとまで思えてくる。

今回はそれに輪をかけて、「枝豆」である。生ビールに枝豆という習慣の無い私にとっては、フォークだけで食べられないは、ゴミは出るは、最低の機内食アイテムと言える。

そうである、今回でも機内食を食べるのにフォークしか使っていない。どうしてフォークだけで食べられるものにしないのか。工夫次第でいくらでも食べやすく、ゴミが出にくく、しかも美味しいものが提供出来ると思うのだが。見本としてはエールフランスで到着前に出るコールドミールである。パンとチーズ、ハムにポテトサラダといったものだが、非常に満足度は高い。

そうこうするうちに北京に到着。ここもひたすら混んでいる。まあどうせラゲッジクレーム律速なのだが。外国人用の入国審査の行列が一向に動かない。遂には向こうも業を煮やしたらしく、中国人用ゲートも外国人に全開で何とかこなした。実際には外国人用のゲートに二人ほど異様に時間をかけるもとへ、職務に忠実な入管審査官がいたようだ。ラゲッジクレームについたのは着陸後かれこれ30分以上は経っていただろうか。でもまだターンテーブルは回っていなかった。この時間を利用してSIMの自販機を探す。随分目立たないところにchina unicomの自販機を発見。ネット等で空港のラゲッジクレームにあることを知っており、ある筈と思って探してやっと見つけることができたぐらいで、あると思って探さなければ決して存在に気がつかないだろう。本当はchina mobileの方が欲しかったのだが、見つけることはできなかった。「如意通」というGSMのSIMをゲット。100元哉。本当はW-CDMAのが欲しかったのだけれど選択の余地はなかった。同時に100元分のトップアップバウチャーも購入。SIMをiPhone3Gに突っ込んだあたりでスーツケースが回って来た。後はホテルでだな。タクシー乗り場に行ってタクシーを拾う。普段はタクシーを使うことは無いのだけれど今回はちょっと訳有りで使ってみたのだけれど、やっぱり二度と使うまいと決意。いやタクシー自体は問題無い。ネットなどではいろんな事例や意見を聞くけれども今回乗ったタクシーは空港からホテル(オリンピック公園の近く)までで64元+高速代10元。高速代の分までちゃんとレシートをくれた。100元札を出したところお釣りに25返してよこし平気な顔をしているあたりは愛嬌だが、こっちも気持ちよく知らんぷりをした。問題は高速道路それ自体にある。意外な事に気温は日本ほどには高くなく、冷房を入れないで窓を開けて走るのだが、高速道路で窓開けて時速100キロで疾走はちょっと勘弁して欲しい。その上乗っていたタクシーの運転手はそうでもなかったが、運転マナーがあまりにも「大阪方式」である。いやー、大阪の人間は世界中何処にいってもやっていけるなあ、というのはともかく、大阪でも、渋滞時の中国自動車道以外では滅多にお目にかかる事のない走行車線で路肩を利用した追い抜きを時速100キロ以上でやってのける車が一台や二台では無い。

ホテルの部屋は最上階(13階)の結構広めのツインルーム。ホテルの予約に関しては完全に清華大学の先生(の秘書さん)に任せてあったのでちょっと心配だったのだが、宿泊期間(他の関係者よりも前後二日短い)もちゃんと伝わっていた。
ホテルは一応4星ホテルなのだが、・・・。まあ、今後自分でとるような時があっても絶対ここにはしないな、きっと。ただ室内履きはちゃんと備えられていた。まあそんなもんである。

ホテルと会議場は隣り合っている事はわかっていたが、なんと中で繋がっている。増築に増築を重ねたどっかの温泉宿みたいな感じの変に傾斜のついた廊下や一段の高さと幅が微妙に不自然な階段を抜けると会議場に到着した。

受付で名前を告げて「参加者用グッズ一式」を手に入れた。国際会議の密かな楽しみの一つにこのグッズ一式、正確にはそれが納められた鞄が挙げられる。歴代のIVCの鞄にも講義用グッズを入れて普段学内の移動に使っているものが多い。今回は中途半端な大きさのエコバッグ風。微妙だ。少なくともこの会期中は自分のバッグを使おう。さて、中に入っているものを見てみよう。

  • プログラム。Webで配付されているが、それよりも若干詳しいようだ。でも重要な追加情報は無し。
  • 周期表が二枚。最近スポンサー企業からの記念品としては周期表が流行りなのだが、今回のはどちらもイマイチ。前に同じように国際会議の記念品で何処かからもらったマウスパッドを兼ねた周期表が良かったな。
  • ノート一冊。
  • ボールペン一本。これはなかなかに使い勝手がよい。やっぱりノートをとるためのボールペンは太文字用がベスト。ちなみに速記用として売られている一ミリぐらいの太さの芯のノックダウンペンシルしかもノックダウンではない回転式のものを現在探しているのだが、、なかなか適当なものが見当たらない。記念品の中で変わったところでは、
  • 扇子。やっぱり暑いという事なのか。やっぱり以前周期表の団扇を配っていた会議があったが、今回の扇子は漢詩。白居易やらなんやらいろんな詩人のオムニバス。あとは
  • 各種パンフレットと
  • アブストラクト集のCD-ROM。なるほどそう来たか。ちなみに印刷したアブストラクトは入ってない。ここまでは予測していた。

すぐさまパソコンルームに飛び込んで中身を見てみた。

「げっ、何じゃこれは」

CD-ROMの中には、一つのフォルダに全てのアブストラクトが1つの発表につき1つのwordファイルとして保存されている。ちなみにこの会議、五日間隙間なしの11セッションがパラレルで行われるという巨大な会議で、一般講演だけでもざっと300はあろうかという会議である。これに基調講演やら、レクチャーセッションやらポスターセッションやらを加えると一体どれだけのファイルがここにあるのやら。しかもファイル名は何かしらの法則性のあるようなものではなく、全くのランダムな文字列にしか見えない。プログラムにそれぞれアブストラクトコードが記されているのでそれで参照しろということなのだが

「こんなもんCDドライブ付きのPC無しにどうせいちゅうんや」

こっちの目算としては、アブストラクトがCD配付までは予想していた。恐らく印刷イメージのPDFファイルが各セッション毎に入っているだろうから、Surface Scienceのセッション三つだけの分をネットでiPadに送って読めばいいだろうと思っていた。ところがこれではそれもままならない。

しかも会場に無線LANはあるのだが、これがアクセスポイントのSSIDとWPAキーが配布される格好ではなく、アプリケーションゲートウェイのユーザーIDとパスワードを配布するという格好。これってMS-Windows+IEの組み合わせ以外ではうまくいかないのが多いんだよね。案の定、iPhoneは繋がるにもかかわらず、なぜかiPadはつながらない。しかも遅い。とてもネットクラウドストレージが使える早さではない。ちなみに会期中にとある方にメールで送っていただいたプレプリントのpdfファイル、約800KBは結局会期中にダウンロードすることは叶わなかった。

そんなこんなで結局到着した日は、ほとんど午後のセッションに出ることはできなかった。しょうがないので4時すぎからのレクチャーセッションだけの参加となった。この夜の夕食は宴会。初日にコンファレンスバンケットのある会議も珍しい。

Comments are closed.




↑ Top