Surface Science and Solid State Theory Laboratory

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教科書選定

Posted on 12月 07, 2010 by kimi

来年度の講義に向けて教科書選定のシーズン到来。

数値計算は講義では教科書を使わないのだけれどレポートを書かせる為に例題をc言語でコーディングした教科書が必要。これはあんまり選択の余地がなく10年来使っている教科書を指定。

電子物性はどんな教科書を指定しても、彼我共にどうせその通りにはできないので参考書紹介に止める。ここまではいい。問題は線形代数である。

大学一年生の線形代数といえばかつてはベクトル空間とは何ぞやから始まってJordanの標準形までというのが定番だったが、さすがに現在うちのような弱小地方私大工学部では、高校数学の数Cの内容から始めてなんとか対称行列の対角化までをカバーできれば御の字である。

そこで、巷にあふれる「やさしい○○」とか「よくわかる○○」とかの類いをつらつら眺めるわけだが、なんというか、それぞれの大学で初等的な数学を講義されている先生方の苦労が忍ばれる。と同時に、さすがにこれ削ったらやばいやろ、とか、工学部の学生にそれはいらんやろ、とかが満載でもある。当然それぞれの大学や学部・学科の事情に照らして内容は構成されているので自分で書かない限り教科書をそのまま教えるということは無い。いや、自分で書いていたとしても、年々学生の質は変化して行くので結局は毎年構成し直さなければならない。しかしながらベースになる題材・と演習時の問題集として使える教科書がないとやはり不便なので毎年新刊本やら改訂本やらを検討するわけである。

シラバスの締切までになんとかせんとなあ。

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