Surface Science and Solid State Theory Laboratory

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授業参観 (1)

Posted on 12月 01, 2009 by kimi

学科の授業改善に関する組織的取り組みの一環として、授業参観が始まった。いわゆるFD(Faculty Development)というやつである。学生諸君、ここ2週間ぐらい先生たちが講義を受けに行く/来るとおもうが、気にしないでくれたまえ。

というわけで、今日は朝から「システム制御の基礎」の講義を受けてきた。ホントは昨日の「数学II」も聴きに行くべきだったんだけど、・・・忘れてました。すいません。私自身は、授業参観にどれだけの効果があるかは懐疑的である。もちろんある程度の効果があることはわかるが、1時間半の時間を使っただけの効果があるかははなはだ疑問。もともと、大学教員というのは他人に評価されるのを嫌うもので、だからこそこの商売をやっているのである。そこで通常はピアレヴューという形で相互に評価をし合う形になっている。学位の審査でも、論文の審査でも、採用/昇進といった人事でも、科研費でも、外部評価でも基本はピアレヴューである。そこで、授業評価もピアレヴューでというのは、自然なように見えるが、ピアレヴューの本質は匿名性にある。正確には匿名のピアレヴューにこそ権威と効果とがある。それゆえ学者の世界では論文や科研費が重視されるのであり、匿名とはいえない学位審査は今一つ権威がないし、人事案件は決して議論の経緯が外部に漏れないようにしなければならない。したがって原理的に匿名にはなりえない授業参観はピアレヴューとして効果的には機能しないだろう、というのが私の意見である。

じゃあ、どうすればいいのかといえば、正直言ってアイデアは無い。てめえはFD委員なんだからなんかアイデアを出せ、と言われれば、まあその通りなので反論はできない。が、いつでもFD委員なんか交代しまっせ。手当てがついてるわけでなし。

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